【学研グループ×日販グループ】文具・雑貨、玩具領域で資本業務提携

日販グループホールディングス株式会社・日本出版販売株式会社・株式会社学研ステイフルとの資本業務提携締結及び株式会社学研ステイフルの株式譲渡に関するお知らせ

株式会社学研ホールディングス（東京・品川／代表取締役社長：宮原博昭、以下「当社」）は、日販グループホールディングス株式会社（東京・千代田／代表取締役社長：吉川英作、以下「日販ＧＨＤ」）・日本出版販売株式会社（東京・千代田／代表取締役社長：奥村景二、以下「日販」）・株式会社学研ステイフル（東京・品川／代表取締役社長：福本高宏、以下「学研ステイフル」）との間で、2023年5月31日に資本業務提携に関する契約を締結しました。また、当社の完全子会社である学研ステイフルの株式の51％を2023年7月1日に日販に譲渡することを決定いたしました。

左から、日販代表取締役社長奥村景二、日販GHD 代表取締役社長吉川英作、学研ホールディングス代表取締役社長宮原博昭、学研ステイフル代表取締役社長福本高宏

１．資本業務提携及び株式譲渡の背景と目的

当社は1947年3月31日に設立し、「私たち学研グループはすべての人が心ゆたかに生きることを願い今日の感動・満足・安心と明日への夢・希望を提供します」をグループ理念として、教室・学習塾運営、出版および園・学校支援をはじめとする教育事業ならびに高齢者住宅事業をはじめとする医療福祉事業を展開するグループの持株会社です。

学研ステイフルは、「本以外にも、子ども部屋に必要なものは何でも揃えよう」という「学研子ども部屋構想」を掲げて、玩具や文具の事業を始めたことが源流になります。誕生から55年を超える「Gakkenニューブロック」をはじめとする、生きる知恵や元気を育む玩具と、学びをサポートしたり幅広い方々の生活に彩りを与えたりする文具や雑貨の企画・製造・販売を行ってきました。

日販は、グループ経営理念「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける。」のもと、1949年の創業以来、全国津々浦々に本を届けることで人々の文化的生活を支えることを使命としてきました。そのなかで、テクノロジーの進化やライフスタイルの多様化など、本を取り巻く様々な環境変化に合わせ、文具・雑貨など生活の中の多様なニーズを満たすアイテムの取り扱いを拡充してまいりました。その事業領域は、文具・雑貨の流通だけに留まらず、自社のオリジナル商品の開発や、日販セグモ株式会社（代表取締役社長: 安井邦好）による「文具女子博」の開催など、拡大を続けています。2022年度には、営業・流通機能を一層強化することを目的に文具雑貨商品本部を設立するとともに、それまでグループ会社の中三エス・ティ株式会社（代表取締役社長：小林正史）が主として担っていた文具のメーカー仕入機能を承継する形で、文具一次卸会社となりました。これを契機として、メーカー様との関係強化を図り、文具・雑貨商材のさらなる店頭展開を推し進めています。

当社は、少子高齢化やIT化、グローバル化など、ライフスタイルが大きく変化していくなかで、学研ステイフルが商品、サービスを継続的に開発・提供していくため、日販グループという新たなパートナーとともに事業を推進することを決定し、学研ステイフルの株式の51％を、2023年7月1日に日販に譲渡するとともに、日販GHD・日販・学研ステイフルと資本業務提携を締結することにいたしました。

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２．資本業務提携の内容

学研ステイフルと日販は、双方の強みを掛け合わせることで、様々な生活者のニーズを満たす価値提供の場を拡大することを目指します。玩具や文具・雑貨の商品企画機能を拡充し、商品ラインナップの充実を図るとともに両社が保有する販路を最大限に活用して、売上高を拡大いたします。さらに、「知育」「学び」事業領域の強化や、海外ネットワークを活用したグローバル展開など、学研・日販両グループのリソースを活かした事業シナジーの創出も目指してまいります。