※当サイトにはプロモーションが含まれています。

プレスリリース

高橋書店「手帳大賞」 27年目の名言大賞を表彰 いとうせいこうさんら審査員登場で「言葉を共有できることが今の世界で大事」審査員ご自身の手帳や空欄活用術も初公開  新TVCMも初披露

 手帳や生活実用書、児童書などを発行している 株式会社高橋書店(本社:東京都豊島区 代表取締役社長: 清水美成)は、11月14日(火)の第27回手帳大賞発表表彰式にて名言大賞と商品企画大賞の表彰を行いました。

 当日は、いとうせいこうさん、東直子さん、平野紗季子さんが審査員として登壇。「名言大賞」受賞作品の発表とともに、受賞者へトロフィーの授与を行いました。その他にも、今年の大賞作品についてのコメントや、審査員ご自身の手帳公開とともに手帳の空欄活用術に関するトークなども実施しました。

 なお、受賞作品一覧は高橋書店公式 HP の特設サイトでも11月14日(火)より公開します 。

 

 

52,377通から選ばれた受賞作品が決定!

名言大賞は 『あなたはたくさんいていいのよ』

 

 「思わず手帳にメモしたくなる名言」を募集した今回の「第27回手帳大賞」では、名言大賞に52,377通の応募をいただき、その中から「大賞」、「特別賞」3作品、「優秀賞」2作品の計6作品を受賞作品として選出しました。審査員は昨年に続き、いとうせいこうさん(作家・クリエーター)、東直子さん(歌人・作家)、平野紗季子さん(フードエッセイスト)の3名に務めていただきました。

 なお、同時募集の商品企画大賞には2,665通の応募をいただき、その中から1作品を優秀賞として選出しました。

 

 

  • 名言大賞

あなたはたくさんいていいのよ

 応募者:生越 寛子(おごし ひろこ)        

             

大阪府 42歳 自営業

発言者:母

 

【背景】

初めての子育て、うまくいかずに泣いていた。母になりきれない自分。母であり、妻であり、子どもであり、だらけたい一人の人間であり、料理が下手な人間であり、家事が嫌いな人間であり、誰かの助けに頼ってばかりな人間であり、ダメな自分を受け入れがたくてもがいていた。そんなとき、母が言った。「あなたはたくさんいていいの。どんなあなたも認めてあげなさい。子どもでもいいの。だらけていてもいいの。ときには泣いたって、弱くたっていいの。」どんな私もたくさんの私が存在していていいんだ、と前向きになれた言葉。

 

【寸評】

●多様化が求められる現代ですが、個人の考え方として、いろんなポジティブ側面、ネガティブ側面があっても良いと勇気づけられる。(いとう)

●相手の多面性を認めるのはもちろん、自分の中の多面性を認めてあげることで、とても気持ちが楽になる。(東)

●自分自身の行動や思考に一貫性を求められがちな現代だからこそ、多面的であることを肯定する寛容さが響いた。 (平野)

 

  • 特別賞

生まれ変わったら私が譲るね

応募者:早川 宏(はやかわ ひろし)

            神奈川県 51歳 公務員

発言者:バスで席を譲った高齢女性

 

【背景】

仕事帰りに最寄りのバス停からバスに乗車しました。私が乗車した時には空いていたので席に座っていたのですが、バスが進むにつれて混んできました。しばらくして80歳から90歳くらいの高齢女性が、腰が曲がった状態でカートを押しながら乗車してきました。優先席に座っている学生やサラリーマンが譲らないので、二人席に座っていた私が声をかけて席を譲ったところ、このような言葉をかけてくれました。私が高齢者になりバスで席を譲ってくれる若い女性がいたら、この方かもしれないので、この言葉を忘れずにいたいと思います。

 

【寸評】

●席を譲られた側は、感謝を伝えることしかできないと思っていたが、機転の利いた表現に驚かされた。この名言をきっかけに席を譲る行動が広がってほしい。(いとう)

●「生まれ変わったら」という一風変わった視点を持った返答で、ユーモアの中に優しさが感じられる。(東)

●まるで小説のワンシーンのような、席を譲った側も譲られた側も幸せになれるひとこと。(平野)

 

  • 特別賞

お母さん 冬が聞こえるね

応募者:野村 絢子(のむら あやこ)

           東京都 76歳

 発言者:次女(3歳)

 

【背景】

自転車の前と後ろに子ども達を乗せて走っていた時、どーと冷たい風が吹きつけてきた。ひゃあと首をすくめた私に次女が言った言葉。しばし寒さを忘れました。

 

【寸評】

●夏場なら蝉の鳴き声など代表的な分かりやすいイメージがあるが、「冬が聞こえる」と聴覚的に感じている点が趣深い。(いとう)

●本来聴覚で感じることはない「冬」を、3歳の娘ならではのワードチョイス、センスに惹かれた。(東)

●冬の厳しさを差し置いて、冬の美しさが広がる言葉。様々な冬の音に思いを馳せたくなる。(平野)

 

  • 特別賞

『初めて』を楽しんで!

応募者:中島 加奈子(なかしま かなこ)

            岐阜県 41歳 パート

発言者:アルバイト先の社員

 

【背景】

私が高校生の時、初めてのアルバイトで面接を受けに行ったときの話です。初めてのことで17歳の私は不安でとても緊張していました。初めてのアルバイトだと告げると面接を担当して下さった社員の方が最後に「初めてを楽しんで!」と言ってくれました。その言葉で私の心はとても軽くなり、初めてのアルバイトが楽しみになりました。それから就職、転職、結婚、出産、育児。初めてだから失敗しても大丈夫! うまくいけばラッキーぐらいの気持ちで私なりの初めてを楽しんでいます。

何か新しいことを始めるとき、挑戦するときに必ず「初めてを楽しんで!」を思い出します。

 

【寸評】

●年齢にとらわれず、まだまだ「初めて」に出会えることを楽しみたい。(いとう)

●身の回りに実は、ありふれている「初めてのこと」を改めて感じさせられるようになった。(東)

●ネガティブな出来事があっても、「初めて」を経験していると考え、どんな事でも前向きに捉えられそう。(平野)

 

  • 優秀賞

明日の予定は元気。

応募者:小野 あけみ(おの あけみ)

            東京都 24歳 会社員

発言者:友人(高校からの)

 

【背景】

失恋をしたばかりの友人。大好きなお菓子も食べなくなったし、しばらく暗く落ち込んでいたのに「よし、ふっきれた」といつもの友人に戻りました。遊びに誘うために、「明日予定ある?」と聞いた時の友人の言葉です。心配してたから一気に安心しました。

 

【寸評】

●何も予定がない日は思わず「元気」と書きたくなってしまいそうなひとこと。(いとう)

●明日のスケジュールを見たときに、予定がない日でも、あえてこんな予定を入れたくなった。(東)

●今、無理に元気だと強がるのではないところが良い。元気を明日の予定にしてしまう、という発想に励まされる。(平野)

 

  • 優秀賞

なんか人のために頑張っています。

応募者:矢野 浩樹(やの ひろき)

            福岡県 41歳 事務

発言者:息子(5歳)

 

【背景】

保育園で、先生から「パパは何のお仕事してるの?」と聞かれた息子。私自身、事務したり保育士したりイベントしたりと、色々しているもので、その様子を見ている息子もきっと分からないのもあって、少し悩んだ後にこう言ったみたいです。「パパは、なんか人のために頑張っています」と。それを先生から聞いて、なんだか嬉しく、息子を褒めた一言となりました。

 

【寸評】

●自分本位になりがちな現代で、誰かのため、人のために頑張れる姿がカッコいい。(いとう)

●一見、シンプルだけど、人のために頑張っていることは誇らしいと思う。(東)

●誰のために仕事をしているか分からなくなる時に、このスタンスでいると心が楽になりそう。(平野)

 

  • 商品企画大賞 優秀賞

中高生のための手帳

応募者:谷口 楓果(たにぐち ふうか)

    佐賀県 15歳 学生

 

【企画概要】

中高生の学校生活をよりよいものにさせることをねらいとした手帳です。

月ごとのページは、毎月の目標を記入でき、気持ちが明るくなる名言をのせてモチベーションを高く保てるようにしました。

週ごとのページは、勉強時間やその日の満足度を毎日点で記録し、結んでグラフにすることにより、視覚的に自分の状況が確認できるようにしてあります。

最後に定期テストの記録や読書ログ、Wish Listなどのページがあり、Wish Listにはやりたいことを書くことで、モチベーションをあげることができる工夫をしました。

この手帳は、手帳の書き方が安定し、管理しやすいものとなり、途中でサボってやめることなく続けることができます。

 

【寸評】

現役の中高生が考えた、中高生のための手帳です。細部まで、学生ならではの工夫やこだわりにあふれ、その完成度の高さには、審査員一同、驚かされました。

 

  • 審査員に寄り全体講評「言葉を共有できることが今の世界で大事なこと」

  表彰式の最後には、審査員のお三方より全体講評をいただきました。

 

 平野さんからは「今回の作品は、こうあるべき・こうじゃないといけないなど、社会から与えられてしまう規範や窮屈に感じてしまう瞬間を解き放ってくれるような言葉がたくさん見受けられました。本来、人間は矛盾の生き物で、自分の中にいくつも自分があっていいと思います。それを肯定してくれる言葉が今の時代に求められていることを改めて感じました」とコメント。

    

 次にコメントを求められた東さんは「この世界の片隅で誰かが誰かにそっと言ったささやかな一言が多くの人の心にも刺さって勇気づけてくれました。手帳大賞の企画があったからこそ、いろんな人の心に届けることができたと思います。今回を振り返ってみると、もがいている娘さんの姿を見てお母さんが肯定したり、小さいお子さんが季節を感じて言った言葉に感嘆したり、言葉には何かを称える気持ちが込められているような気がします。私もそのように丁寧に言葉にしていけたらいいなと思いました。」と語りました。

 

 最後にいとうさんは「どの言葉もその時にいる限定された方たちに共有されたものだと思いますが、ずっと心の中に秘めていたその言葉をさらに多くのみんなと共有しようと思った時に、その言葉がふわぁっと広がります。それぞれの受け手が、それを自分の言葉にしてもいいんだなと思った時に、感動がなお強くなります。言葉を共有できるということが分断を生んでいる今の世界で大事なことだと思いますので、是非この言葉の共有の力を世界に広げていってほしいです」という言葉で会を締めくくりました。

 

  • 審査員ご自身の手帳を初公開 空欄活用術も発表

 今年の受賞作品の発表の前には、審査員のいとうさん、東さん、平野さんが登壇し、手帳をやめてしまう理由の1位でもある「空欄」の活用術について、審査員ご自身の手帳とともにトークが行われました。

 

 会では全国の10~60代の1,000人を対象に手帳に関する意識調査を実施した「手帳白書 2023~暮らしと手帳のすゝめ~」の結果について紹介。今回はその中でも手帳をやめてしまう理由の回答率52.2%を占める第1位の「空欄が目立つ状態が続いてしまった」についてのトークが展開されました。この結果に対しいとうさんは「書いているにも関わらず余白が多いと上手く書けていないのではとがっかりする気持ちは分かる。細かいことを書くのが手帳だと思いがちだが、手帳は感情を表すメディア。 にこにこマークや絵文字を大きく書くだけでも分かりやすいので、手帳の使い方はそれでも良いと意識を変えていくと良いのでは」とコメント。東さんは「手帳の余白は自分だけのスペースなので、スマホにはない自由に落書きできる楽しさがあると思います」と語りました。

 

  その後、審査員ご自身の手帳とともに空欄や余白の活用術を発表。いとうさんは「仕事のことも書いているが、一番大事なのは同じ1枚のページに何を思いついたか、何を将来しておかないといけないかをどれだけ書いておけるかだと思います。それが後々の仕事に活きる場合があるので、“なんでも手帳に書いておくこと”が大事。手帳は実現しなくても夢を書いておくようなものですね」と活用術を披露。

 

 続いて東さんは「新宿御苑を友達と歩いていた時に思いついた短歌のフレーズやその月に開催される歌会の題などを書いたり、締め切りが決まっていないものは忘れないように余白に赤字で書いたりしています。その他、ひらめいた言葉を余白に置いています」と歌人ならではの活用術のエピソードを語りました。平野さんは「メモ魔で、特に食べ物の感想を子どもの時から書いているので、あえて余白が多い手帳を選んでいます」と手帳選びのポイントを披露。「手長海老、グリーンアスパラガスなど食べた食事の構成要素やシェフのコメントや料理の感想など、自分だけのために書くときにその場で思ったことをすぐに残すためには、手帳が一番便利」と具体的な活用法もコメントしました。

 

 三者三様の空欄活用術を受けて、いとうさんは「何年か前に全部手書きに戻した時期がありました。キーボードだとアイデアがあったのに消してしまうこともありますが、手帳だと形跡が残っていたりするので後から戻しやすいですよね。手書きだとその時の熱気が絵のように物語が広がり、空間になって奥行きが出るんです。手書きでやるから指から脳に刺激がいき、それが我々のアイデアを生み出している可能性があると思います。是非手書きしてほしい。」と手帳を使うことの楽しさを語りました。

 

 今年の大賞の発表を前に、審査員の皆さんの空欄の活用術についてのトークを通して、手帳を手に取って書くことの楽しさをあらためて感じる時間となりました。

 

【手帳大賞とは?】

手帳大賞は、「コトバとアイデア」のコンテストです。名言大賞と商品企画大賞の2つの部門で作品を募集し、優秀作品を選出します。「手帳は毎日の暮らしに役立つ存在であってほしい。」そんな想いから生まれ、今年で27回目を迎えました。実際に手帳を毎日の暮らしに役立てていただいている手帳ユーザーの方々と一緒に創るコンテストとして、毎年、思わず手帳にメモしたくなる名言や、あったらいいなと思う商品企画を数多くご応募いただき、手帳の新しい未来をつくる賞として進化を続けています。

名言大賞は最も優秀な大賞作品を選び、受賞者には賞金100 万円が贈られます。さらに、応募作品の中から365点の優秀作品を弊社発刊の『名言・格言日めくりカレンダー』に掲載します。

商品企画大賞は、次回の第28回より「アイデア大賞」として生まれ変わります。手帳、日記、家計簿の新しい商品の企画に加え、手帳の使い方のとっておきのアイデアを募集し、最優秀賞には賞金50 万円の他、商品化も検討されます。

【手帳大賞HP】

https://www.takahashishoten.co.jp/techotaisyo/top.html

 

■第27回手帳大賞開催概要

開催日時    2023年11月14日(火) 11:00~12:20[10:30~ 報道受付開始]

名言大賞審査員 いとうせいこうさん(作家・クリエーター)東直子さん(歌人・作家)平野紗季子さん(フードエッセイスト)

 

  • 2024年版「手帳は高橋」新CM

■CM概要

 まちの手帳売り場を舞台に、テーマを「手帳選びは、生き方選び。」として制作いたしました。

手帳を選ぶ人々が、自分の生き方や人生に思いをはせるひとときを、ぜひお楽しみください。

CMをいろどる音楽は、高橋書店オリジナルの「Happy New Year Song」です。

 

 どこよりも早いニューイヤーソングとして、今年も新しい年の訪れを盛り上げていきます。

この曲が聞こえてきたら「ああ、また新しい年がやってくるなぁ。新しい手帳を買いたいな。」と

自然に思いがわきあがるような、定番ソングにしていきたいと思っております。

 

新CM「手帳売り場のひとびと~空白も予定~」篇(15秒)

 

新CM「手帳売り場のひとびと~手帳に書くこと~」篇(15秒)

・店頭放送           :2023年11月15日(水)より随時放送開始

・TVCM     :2023年12月9日(土)~12月24日(日)

・放送地域           :関東・関西・北海道・愛知 etc.

 

【CM特設サイト】

https://www.takahashishoten.co.jp/2024cm/

 

【高橋書店について】

1954 年創業、「手帳は高橋」をキャッチコピーに、シンプルだけど細部まで使いやすさを追求した手帳をはじめとして、日記・手帳・家計簿・カレンダー・書籍を発刊。手帳の全国書店での販売シェアはNo.1 となっている (※自社調べ) 。また書籍は、生活実用書を中心に児童書、就職書、資格書、ビジネス書など多岐にわたって発刊。2016 年より発行 の「ざんねんないきもの事典」シリーズは、現在第8弾まで発刊、累計500万部を超えるヒットとなっている。

 

会社名 : 株式会社高橋書店

代表取締役社長 : 清水 美成

本社所在地 : 〒170-6014 東京都豊島区東池袋 3-1-1 サンシャイン 60 14 階

事業内容 : 図書出版(生活書、就職・資格試験書、日記・手帳、カレンダー、家計簿の編集・企画業務のほか物流など)

https://www.takahashishoten.co.jp/

あなたはたくさんいていいのよ

生まれ変わったら私が譲るね

お母さん 冬が聞こえるね

『初めて』を楽しんで!

明日の予定は元気。

なんか人のために頑張っています。

中高生のための手帳

歌手になりたい方、必見!20〜49歳対象のボーカルオーディション
MUSIC PLANET

MUSIC PLANETボーカルオーディション2022は、音楽経験不問!
また、ジャンル問わず幅広い世代の方を募集しています。

世の中には遅咲きでCDデビューしたアーティストはたくさんいます。
一人でも多くの「可能性」を見つけ、全ての方に平等に挑戦の場を提供するため、募集年齢は20歳~49歳までと非常に幅広くなっているのがポイント。

もう一度夢に挑戦してみませんか。

  1. 音楽経験問わず、初心者、大歓迎
  2. 個性、やる気、歌が好き、という熱意重視のオーディション
  3. 幅広い層からの応募が可能。20歳~49歳までの男女。
  4. 応募時に履歴書、写真不要
  5. オーディションには有名音楽プロデユーサーが参加
  6. 東京/大阪/福岡からオーディション会場を選べる

募集年齢は20歳~49歳まで

MUSIC PLANET

オーディション時からトップアーティストを手がけた実績ある音楽プロデューサーが直接審査。
なかなか会うことができない音楽プロデューサーと会える絶好のチャンス。

-プレスリリース